2018/06/18
本を購入する時に思わず気にしてしまうのが本の製本方法です。
製本にはさまざまな種類がありますが、いかにも価格が高そうなものもあれば、あまりお金をかけていないようなつくりをしている方も存在するでしょう。
とはいえ、ホチキスでとめただけのような本は本屋さんで売っている者には存在しません。
もちろん自分で作る場合はホチキスでとめるだけの本も作ることができますが、少なくとも本屋さんで売っている本はそのような本ではなく、もっとしっかりとしたつくりになります。
製本が本の印象を大きく変える
製本をするときにどのような見た目にするかが重要になり、それは製本の過程で変わってくるものです。
つまり、製本をするときにはどのようなデザインやどのような作りにするかによってその本の印象を大きく変えてしまいます。
例えば、表紙が厚紙でできているようなものであれば少し高級なイメージがあるかもしれません。
また、糸でつなぎとめているものはポンドで張り付けたものに比べると高級感があるでしょう。
このように、どのような形で本ができあがったかによってイメージが変わり、人によってはその本の中身の解釈も違ってくるかもしれません。
一般的に安く作ることが目的であれば、ボンドで止めただけのものがよいでしょう。
例えば、自分がこれから本を出版する場合や、会社で冊子を作ることを頼まれた場合には、安く仕上げたいのならボンドなどで張り付けただけのものを使用すると良いでしょう。
経費が少なくなり上司から喜ばれるかも知れません。
ただし、安っぽさはありますので、使い分けをする必要が出てくるでしょう。
製本方法によって価格にも大きな差がある
製法方法によっても金額が大きく異なる場合があり、基本的に表紙にこだわればその分だけお金が高くなります。
表紙を厚紙にすることで頑丈な本になりますが、その場合通常の単価よりも100円から200円ほど高くなる可能性が出てきます。
一冊だけ出版するのであれば問題ありませんが、1000冊ほど出版すると表紙にこだわるかどうかで10万円から20万円ほどの差が出てくることが考えられるでしょう。
紙にこだわるとするならば、きれいな質の良い紙を使うこともできますが、少年漫画のように安っぽい紙を使う場合にはかなり節約することが可能です。
もちろん関連会社に配る冊子が少年漫画のような安っぽい紙であれば、社長の顔に泥を塗るようなものですので、その点はしっかりとしたものを利用しなければなりません。
とはいえ、和紙のような高級なものを使う必要はなく、標準的な紙であれば何ら問題はありません。
複数の紙をつなぎ止める時も、ポンドで張り付けるよりも糸を使った方が高級感がありますが、その分お金がかかってしまいます。