2018/06/18
人間がアレルギーになるのと同じように犬もアレルギーになることがあります。
アレルギーは免疫が過剰反応することによって起こります。
人間ならばアレルギーになったらすぐに分かりますが、犬の場合は皮膚の様子や体調などを丁寧にチェックしておかなければ気づかないこともあります。
アレルギーはその症状が軽いうちに対処すれば問題なく収束することが多いです。
そのため、その予防方法や対処方法をよく知っておくことが大切と言えます。
アレルギーの原因と症状
犬のアレルギーの原因は人間とあまり変わりません。
ハウスダストや食物が原因となっていることがほとんどです。
ハウスダストの影響を受ける犬は決して多くはありませんが、化学物質の多くは犬の体にとって未知の物質です。
そのため、いつ過剰反応が起こってしまっても不思議ではありません。
ハウスダストが原因となる場合はどの物質が原因となっているかの特定が難しく、犬のアレルギー性皮膚炎を見て、初めてアレルギーに気づくこともあります。
食物アレルギーに関しても注意点は人間とよく似ています。
実は全ての食物はアレルギーになる可能性を持っています。
人間も思いもよらない食べ物にアレルギー反応が出ることがありますが、それは犬も同じです。
アレルギーを発症すると皮膚炎、下痢、抜け毛、運動能力の低下などの症状が出ます。
これらの症状はいずれも風邪と似通っていますが、風邪とアレルギーでは対処方法が全く異なることに注意が必要です。
ただの風邪と勘違いしないようにしましょう。
予防方法や対処方法
アレルギー反応は身の回りの全ての物質に対して現れることがあります。
そのため、完全な予防方法は存在しません。
ただ、刺激の強い化学物質や普段食べないような刺激物などを避けることで一定の予防をすることができます。
アレルギーは出ないように配慮することも大切ですが、出てしまった後に正しい措置を行うことも大切です。
まず犬のアレルギー皮膚炎など明確なアレルギー反応が見受けられた場合は動物病院の診断を受けることが大切です。
単なる体調不良かアレルギーか判断できない場合にも獣医師の診断を受けることをお勧めします。
安易に症状を軽く見ないことが何よりも大切です。
食物アレルギーの場合は与える餌やおやつを変えることで改善が期待できます。
特に餌を変えた直後などはアレルギー反応が出やすいのでより注意深くチェックしておくことが大切です。
また、引っ越した後にはハウスダストによるアレルギー反応が出ることがあります。
これは一時的な症状であることも多いですが、念のため動物病院に診てもらうことをお勧めします。